2011年5月から毎奇数月に「大人のための科学実験教室」を実施しています。毎回20名ほどの大人が実験を楽しんでいます。東京都立戸山高校教諭かつNHK高校化学の講師の田中義靖先生法政大学山崎が主催かつ講師を務め、法政大学自然科学センターが共催しています。

この実験教室開催の第一目的は、市民の科学リテラシーの向上です。大人たちに高等学校の化学の実験内容に取り組んでもらい、体を使って科学の楽しさを実感してもらっています。昨今の理科離れ騒動では、児童・生徒の国際的な水準が大きく話題になりました。しかし理科離れをしているのは子供たちを取り巻く社会環境、つまり大人たちが理科離れしているのかもしれません。身近な大人、父母兄弟が科学に対する理解と知識を示せば、子供たちが理科離れすることは少なくなるものと信じています。

実験教室開催の告知についてはJSTサイエンスポータルのイベントカレンダーや法政大学自然科学センターのホームページ山崎友紀ゼミナールのホームページ、千代田区の掲示板などにチラシを掲載しています。

これまでの実験テーマとしては、「銅の旅」、「染料を合成して布を染める」、「ダニエル電池を作ろう」、「香りの化学」、「反応熱を感じよう」、「洗剤の化学」、「スチールウールから化粧品まで」、「昔懐かしアセチレンランプ」、「日光写真と銀塩写真」、「放射線を計測してみよう」、「光を発する化学反応」、「ガラス細工体験」などを実施してきました。参加費は材料費と保険代程度で設定しているので参加者の負担は少ないようになっています。参加者層としては主婦、学生、事務職、技術職、営業職、定年後ボランティア活動の方、などバラエティに富んだみなさんが集っております。できるだけ解説も交えながら教室を実施していますが、授業というよりは実験主体のイベントとして楽しんでもらうことを念頭に進めています。興味のある方はどうぞご参加ください。

2011.7.26開催分の記事(化学工業日報)